青山 LATINO

今日は会社がノー残業デーだったので、極めて久しぶりに東京美食倶楽部を開催してみた。
元々は中目黒のお店へ伺う予定だったのを急遽変更し、青山「LATINO」へ。
初めて伺うお店だったが、お店の見えヅラは極めて大人っぽく入ってすぐのワインセラーに目をとられる。
ワインがぎっちりつまっていて、そのワインセラーからはみだしたパッキンそのままのワインボトルがあったり、肩肘張らない系レストランだった。
店内は10人も入ったら満員と言ったところだろうか。外にテラス席と銘打った、喫煙所もあるそう。
19時の予約で、店内には残念なことに自分達しかお客さんがいなかった。
最初の一杯はビールを飲みたかったが、連れが軽めのボディのものをとリクエスト、お店のオーナーの肉料理なので赤!とおすすめしていただいたので、最初から赤ワインのボトルをいただく。


これがまたいきなり美味い。


赤だけど軽いし、ややフルーティーですいすい飲める。
乾杯し忘れ、料理も途中からデジカメの存在を思い出し撮るというゆるゆる会食が進む。
乾杯の名目は、勝手に週末の自分の誕生日にしておいた笑。
コースメニューは存在せず、オーナー兼シェフ兼ウェイターの石川さんのその日のオススメコースのみ。
アラカルトは常連さんが頼むものなので、おとなしく予約時から電話でコースをお願いしますと伝えておいた。
最初の2皿を撮影し忘れたので、コースのお皿は計7枚。
2枚は軽いオードブル。イノシシの頭のお肉の煮凝り、イノシシの生ハムなど軽いものより。

3枚目がフォアグラと林檎のソース煮?上からトリュフがガンガンかかっていて、連れ曰く「グロテスクだけど美味しい」コメントをいただいた笑。
林檎が真っ黒になるまで煮てあって美味。フォアグラが美味しかったのは言うまでも無い。

4皿目がイノシシ肉のトリッパ。
トリッパは基本トマトソースとハチノスの煮込みだが、こちらはスパイスがやや強めに効いたトマトソースとイノシシ肉入り。これ絶品。パンを食べるスピードを間違え、トリッパのソースを付けて食べられなかったのが心残り。

5皿目は野菜焼きとフォアグラのイノシシ肉巻き?だったか?こちらにもトリュフがこれでもか!と振ってあり、二人でひょーひょー言いながら食べる。
冒頭書いた通り、今日はどうやら自分と連れしかお客さんがいないようで、料理もだいぶプレートが出てきてワインも進んできた。
このあたりからシェフも手が空いてきたのか、色々と料理について、ワインについて、口を開いてくれるようになった。

黒くて分かりにくいが、これが名物のイノシシのお肉のグリル。
脚とモモ肉で仕込み方法を変えているそうで、やや味濃いめながらも赤ワインに絶妙にマッチ。
何故イノシシ肉にこだわるのか、どうやってイノシシ肉に行き着いたのか、ワインを店の飲み物の中心に据えている理由など、こだわりの部分を次から次へとしゃべりだすシェフ。
三鷹でもそうだったが、シェフはどのようにこの提供した料理を作り、お客さんが食べた反応を見て、どれだけこだわった食材や調理方法を話す生き物みたいだ。
たまたま他にお客さんがいなかったからこうやって気さくに話してくれることに、実はラッキーだったんじゃないか?とお店を出てから話した。

お肉の後は、ワインがまだちょっとだけあったのでチーズの盛り合せも。
ナチュラル系かゴルゴンゾーラまで幅広く、ついワインが進む。
ここまで食べてお腹一杯。
だけど、シェフが言う通り食材が良いのか苦しい満腹感はあまり無い。ワインも2人で1本+グラスワイン1杯なので気分上々でほろ酔い。
食後にデザートワインの試飲もさせてもらい、マスカットのフルーツワインが素晴らしく美味しかった。
来月の上旬にかけてエゾシカが入荷したり、イノシシ肉も1年の中でピークを迎えるシーズンに突入するとのことなので、
近いうちにもう一回と言わず何度か通いたいお店に。
料理はお任せであること、ワインの品揃えが良く、料理に見合ったワインを飲んで欲しいというシェフの思いが強いので、1人1万円程度予算見ておいた方が良いです。
料理がボリュームあるので、ワインは飲み過ぎないこと。
オススメです。
気付けば、あっという間に3時間以上経過してた。
良い夕食だった。


お店情報・・・「LATINO 青山」
〒107-0061
東京都港区北青山3-14-4 イズミビルB1F
TEL 03-5468-5667 (要予約)
18:00~23:00
月曜日定休。事前に予約して時間と食材が揃えば、月曜でもOKとのこと。
http://www.latino.rrv.jp/
mixiツイッターなど、色々拡販のための宣伝をしているようです。
近いうちにまた行きたい。